コラム
私が雲南で一番好きなトレッキング:怒江・五里(ウーリー)村
もし怒江を旅されるなら、五里村へのトレッキングはぜひ歩いていただきたいと思います。距離は短く、それほど難しくもありません(片道約3km)。でも、その雰囲気は正直、どこにも負けません。観光地というより、まるで水彩画の中にそのまま足を踏み入れたかのような気分になれます。
なぜ私が強くすすめるか、その理由を紹介します。
崖の古道(茶馬古道):道そのものがとにかく素晴らしいです。轟く怒江の真上、巨大な花崗岩の崖を文字通り手で彫り出したような、細い道です。足元には何世紀にもわたって磨かれた滑らかな石、眼下には緑の川。これは一生忘れられない体験となるでしょう。
五里の生きた遺産:村そのものが、美しく保存された怒族(ヌーぞく)の集落です。村の中を歩けば、伝統的な「木楞房(ムーレンファン)」が見えてきます。粗削りで黒っぽい高床式の家で、すべて松の丸太を組み合わせて造られており、ほのかに松脂の香りがします。ここには現代的なコンクリートの建物も、派手なお土産屋さんもありません。建築様式は何世代にもわたって、まったく変わっていません。
純粋で、断絶された聖域:五里には、車の騒音も、ツアー客の団体も、そして正直なところ、携帯の電波もほとんどありません。ここでの暮らしは、ゆっくりと、ほとんど止まったかのような速度で流れています。地元のお年寄りが手編みの竹かごを背負っている姿、木造の屋根からゆっくりと立ち上る煙、そして緑の大麦とトウモロコシの畑の中で、太った牛たちが日向ぼっこしながら昼寝をしている姿を目にすることができるでしょう。それはまさに、純粋で詩的な静けさです。
ちょっとしたアドバイスです:朝、8時ごろの早い時間に行かれることをおすすめします。谷全体はだいたい深い朝霧に包まれています。「霧の中」は中国語で「霧里(ウーリー)」と言いまして、「五里」と発音が似てるからこの名前になったと言われます。その霧のおかげで、木造の家々がまるで雲に浮かんでいるように見えます。それから、川峡谷付近の古い石の道はかなり湿っていて滑りやすいから、きちんとしたトレッキングシューズを履いてくださいね。
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